お茶で始めるサステナブルな暮らしのすすめ


こんにちは、こまちです。

あなたは「サステナブル」って聞いたことはありますか?

環境にやさしいってこと?「エコ」とどう違うの?と思う方も多いかもしれませんね。

今日は「サステナブル」と、お茶を通じてできる「茶ステナブルな暮らし」についてお話しします。

 


【目次】

  • サステナブルって何?
  • お茶で始めるサステナブルな暮らし
    • 茶器編
    • 茶葉編

 

サステナブル(サスティナブル)って何?

サステナブル(Sustainable)とは直訳すると「持続可能な」という意味です。

2015年に国連サミットで採択された「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」という
各国共通で掲げている目標がありますが、この目標にある意味合いで、
「サステナブル/サスティナブルな暮らし」などと使用されていることが多いです。

この通称「SDGs」には、「2030年までに持続可能なより良い世界を目指す」という想いが込められています。

国連の定義する「持続可能な開発」とは『将来の世代がそのニーズを充足する能力を損なわずに、現世代のニーズを充足する開発』
つまり、私たちの世代だけでなく、将来の子供、孫、そして続くその先の世代が、
平和に、平等に、豊かに暮らせる社会を目指すための開発なのです。

そのためには環境だけでなく、貧困問題、ジェンダー平等化、など社会包摂や経済成長と密接に関わってきますよね。

SDGsには国連の定めた5つの要素、5P=People(人々), Peace(平和), Planet(地球), Prosperity(豊かさ), Partnership(パートナーシップ)から設定した17つの具体的な目標があります。

この記事では割愛しますが、気になる方はぜひ調べてみてくださいね。

もし、今まで環境問題だけの取組みと思っていた方なら、
「これもサステナブルなんだ!」と新しい発見があるはずです。

私たちが暮らしている地球、できれば平和で豊かなままで続いて欲しいですよね。

「子供もいないし、次の世代のことなんて関係ないわ」という方でも人生100年と言われるこの時代、
崩壊した地球に数年でも生きる可能性はあるはずです。
地球を守る!というと壮大に感じますし、一人一人ができることは小さいかもしれませんが、
個人レベルで「地球に住まわしてもらっている、または住まわせてきてもらったお礼」という感覚でサステナブルな暮らしを始めてみてもよいのではないでしょうか。

お茶で始めるサステナブルな暮らし

「サステナブルな暮らし」とSNSで検索すると、様々な情報や、取り組んでいる方々の投稿を見ることができます。
しかし、今まであまり気にしてこなかった、という人が、
ではいきなりサステナブルな暮らしを始めましょう!となっても、
今まで身についた生活習慣やライフスタイルをガラッと変えることは難しいと思います。
徹底したサステナブルの暮らしを見ると、
実際「うっ、、、そんなの無理」と思ってしまうこともあるでしょう。


どうせなら「やらなきゃいけない」ではなく、楽しみながら、あるいは日常に取り入れやすく、無理のない範囲で継続してできることが結果として「サステナブル」に繋がった方が良いですよね。


そこで、普段からお茶を飲む、またはこれからお茶を積極的に飲もうかな、と思っているあなたに、
お茶のある暮らしのなかで実践できるサステナブルな行動を考えてみましたのでご紹介します。


 茶器編 

・職場でお茶を飲む際のマイカップの使用

これはしている方も多いかもしれませんね。
わざわざペーパーカップやプラスチックの容器に入った飲み物を買いに行くのではなく、
自分専用のマグとドリップティーを持参すれば、いれたてのお茶も楽しめるのもポイントです。

お気に入りのカップを使えば気分も上々

・職人さんが作った茶器を愛用する

急須や湯呑みは100円ショップでも手に入りますが、
大量生産ものを購入し、引越しのたびに買い替えたり安易に捨てるのではなく、
職人さんが丁寧に作ったものや長く使えるものを選んで使用してみてもいいかもしれません。
良い急須でいれるお茶やお気に入りの湯呑みで飲むお茶は美味しいですよ。

長く使うことで経年変化を楽しめる茶器もありますし、
愛着が湧いて、そう簡単に捨てることもなくなります。
ゴミを出さない、というだけでなく、間接的にですが、
消えゆく伝統文化の継承、携わる人の雇用確保、地方活性化にも繋がります。

・陶磁器は基本水洗い、または重曹で

吸水性のある茶器ほど、洗剤を使うのはNGとされており、基本は水洗いです。茶渋が気になる場合は重曹で落とすことができます。


 茶葉編 

・国産の飲料を選ぶ

日本茶は言わずもがな国産です。
コーヒーや紅茶は輸入品がほとんどですが、日本で売られている煎茶、ほうじ茶、などは間違いなく国産です。
輸入品や遠いところからの商品は、輸送にかかる燃料やCO2などの排出量が多くなるため、できる限り地産地消、せめて国産のものを選ぶことがサステナブルに繋がります。
様々な嗜好飲料がありますが、国産のお茶を選ぶだけでもサステナブルなのですね。
弊社のお茶は、緑茶・紅茶・番茶全て国産です。

・個人店や直売店でお茶を買う

スーパーには量産型のティーバックやお茶がたくさん売られていますが、
積極的に個人の茶葉販売店や茶農家さん直売のお茶を購入することでそちらの需要を高めることや、地域経済の活性化に繋がります。
今は個人でネットショップを持つ茶農家さんも多いですよ。
茶農家さんたちがどんな想いでどのようにお茶を作っているのかを知ることもサステナブルへの一歩です。

・有機栽培のお茶を選ぶ

環境に配慮した有機栽培のお茶を選ぶこともサステナブルな取り組みです。
有機栽培は環境にとって好ましいですが、作る側の農家さんからすればとても技術やコストが必要なことです。
有機栽培の美味しいお茶は茶農家さんの努力の賜物なのです。
有機栽培の食材は高価格になりがちですが、それでも有機栽培に取り組む農家さんを支えるためにも、そして需要を高めるためにも、たまには有機栽培のものを選んでみてください。
弊社の商品では紅茶と釜炒り緑茶が有機茶園で栽培されたお茶です。

・1度きりではなく、数回楽しめるお茶を選ぶ

ティーバックではなく、茶葉タイプを購入し、急須でのお茶ライフを楽しめば、一度の茶葉の使用で、複数回美味しく飲むことができます。
弊社のドリップティーも3回は楽しめます。
コストパフォーマンスも良いですし、ゴミを減らすことにも繋がりますね。

・適正量のお茶を購入する

自分が飲む分のお茶を購入することも、食品ロスを減らすために必要なことです。
一人暮らしで、飲む頻度が少ない人は100gのお茶は多すぎることもあります。
お茶は乾物とはいえ、開封後の鮮度はどんどん減っていくので、自分の飲む分だけ購入しましょう。

・茶殻の活用

お茶を飲んだ後の茶殻、どうしてますか?
実は茶殻にはたくさんの活用方法があります。
掃除や料理、肥料、消臭剤としてなど多岐に渡ります。化学製品を使わずに済んだり、生ゴミを減らすことにも繋がります。

茶殻の活用方法については今後のブログ記事にて詳しくご紹介していきますね。



いかがでしたか?

正直なところ、100%サステナブルというのは難しく、どこかを頑張っても、また別のところがサステナブルではない、といった矛盾も必ず生じます。
けれども、サステナブルから程遠い暮らしをしていたら、まずは行動から変えていく必要があります。

 

そしてその一つ一つの行動について考えていく中で、
サステナブルへの理解や意識がより深まっていくものではないでしょうか。

ぜひこの機会に、お茶を通じたサステナブル、「茶ステナブルな暮らし」を始めてみませんか?

【この記事を書いた人: こまち】
日本茶ソムリエ(*)、オラクルカードリーダー、お茶やオラクルカードを通じて【心と暮らしをラクにする】を考えるのが趣味。禅や占星術なども。
Tea Futohには"お茶のある暮らし"が広まるよう参画・活動しています。
noteにて他にもいろいろ書いています▶︎ https://lit.link/comachi

*日本茶ソムリエ = NPO日本茶インストラクター協会認定資格「日本茶インストラクター」を取得しています


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