甘酒とお茶でアレンジ-夏の冷たい飲み方 2-
暑い夏、冷たい飲み物を取りたい!
前回は冷たい日本茶の作り方をご紹介しましたが、
今回は甘酒に焦点をあてて、夏バテ防止に甘酒と日本茶の冷たいコラボレーションをご紹介します。
[目次]
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甘酒の基本、甘酒とは
こちらは日本茶ショップのホームページですので、いつもは日本茶のことを掲載していますが、
本日は甘酒の基本からご紹介させていただきます。
甘酒はお米と麹と水で作られる発酵飲料です。
麹は、お米などに麹菌(カビの一種)を繁殖させたもので、
お米で作ったものが米麹、酒粕から作ったものが酒麹になります。
酒麹にはアルコールが入っていますが、米麹はノンアルコール。
せっかくノンアルコールの日本茶を合わせるので、今日は米麹の甘酒を使って行きます。
甘酒効果と日本茶との相性
そして米麹には多くのブドウ糖や酵素が含まれているため、"飲む点滴"と言われるほど。
健康と美容に良い成分がしっかりと入っています。
-米麹甘酒がもつ健康・美容効果-
・善玉菌を増やし、腸内環境を整えることで肌の調子を良くする
・免疫力をアップする
・ブドウ糖は満腹中枢を刺激してくれます。
ダイエットで小腹が減ったときなどに飲むと満腹感を得られます。
普段日本茶の健康面を訴えている身としても、甘酒パワーは素晴らしい!
なお日本茶にも抗酸化作用による老化防止、免疫力アップ、がん・動脈硬化などの予防、
インフルエンザ・虫歯などへの殺菌効果などがうたわれています。
甘酒と日本茶を一緒にすると、免疫力効果はダブルで、
またお茶の抗酸化作用に加えて甘酒の腸内環境の整備と、
健康的で美容にも嬉しい飲み方になります。
甘酒と日本茶レシピ
そんな甘酒と日本茶を一緒に取るなら「甘酒チャイ」がおすすめ。
レシピを紹介します。
材料
甘酒
米麹のものをご利用ください
日本茶
紅茶、ほうじ茶、京番茶など茶色のお茶
*リーフ茶葉でも、ドリップバッグ でも、ティーバッグでも良いです
炭酸水
お好みで使ってください
作り方
甘酒と一緒にするお茶を作ります。写真は紅茶を使用しています。
1. 急須やティーポットに茶葉を入れて熱湯を注ぎます。
お湯の量はいつもの半分で、濃度を2倍にして入れます。
*ドリップバック式のドリップティー ならティーポットか、
カップにかけて熱湯を注ぎます。お湯の量は70CC程度です。
2. 抽出時間を待ったら、氷を入れたグラスにお茶を注いで急冷します。
*ドリップティー の紅茶なら待ち時間は2分。
パッケージの後ろにある抽出時間で入れてください。
3. 甘酒を入れて混ぜたらできあがり。
お茶と甘酒の比率は以下の通りですがお好みで変えてみてください。
[お茶ごとのおすすめ比率]
紅茶:甘酒 = 1 : 2
ほうじ茶:甘酒=1:1
京番茶:甘酒=2:3
甘酒のまろやかさと紅茶の香りが相性抜群。
特に日本製の紅茶"和紅茶"と甘酒を一緒にすると、
和紅茶のしっかりとした甘みと甘酒の優しさが馴染んで美味しい甘酒チャイになります。
和紅茶は、外国製の紅茶より甘みがしっかりしていますが、そのしっかりとした味わいが甘酒にマッチするんですね。
アレンジでシナモンなどを加えても美味しいです。
ほうじ茶と一緒にすれば、甘みのさっぱりした甘酒ほうじ茶に、
京番茶と一緒にすれば、こうばしさが香る甘酒京番茶を楽しめます。
作り方のコツ
熱湯で入れること。お茶はお湯の温度によって味が変わります。熱湯で入れるとうまみや苦渋みもしっかりとでます。氷で冷やす時に味が薄まりますので、熱湯でしっかりと味を出してください。
お茶は水出しでも
お茶は熱湯で出して急冷させましたが、水出しのものを使っても大丈夫です。
水出しで使う場合はお茶に浸す水の量をいつもの1/4程度にして濃いお茶を作ってください。
ソーダで割ったらさらに美味しく
作った甘酒チャイを炭酸水で割ると、さらに美味しく楽しめます。
甘酒と相性の良いお茶
甘酒と相性の良いのは茶色のお茶
紅茶、ほうじ茶、京番茶(京都で飲まれている炒った番茶です)など
煎茶や玉露など緑茶は、残念ながらあまり相性がよくありません。
緑茶の中でも抹茶は相性が良いので入手できる方は抹茶がおすすめです。
甘酒と日本茶で健康的に夏を過ごしましょう。
この記事を書いた人:こふゆ
前回の記事:日本茶アレンジ-夏の冷たい飲み方 1-
( 冷茶の基本の作り方、冷茶のアレンジなど )