ほうじ茶のご紹介〜新しいお茶が登場しました〜

ほうじ茶

2021年10月31日、ドリップティーに「ほうじ茶」が加わります。

「ドリップティーにして欲しい」と最もご要望の多かった"ほうじ茶"。
開発にお時間を頂戴しましたが、ようやくご提供させていただけることになりました。

皆が大好きなほうじ茶。作り方とともに、ティーフートのこだわりをご紹介します。

 


 

そもそも、ほうじ茶は緑茶を焙煎してつくるお茶。

ご存知だったでしょうか。
ほうじ茶は茶葉を蒸して煎茶を作り(注:煎茶ではない緑茶を使うこともあります)、その後茶褐色になるまで焙煎して作るお茶です。
他のお茶より工程が多いので、作る技術が問われます。

そして焙煎で最大限の美味しさを引き出せるよう原料の良さも大切なポイントとなります。

ほうじ茶の原料にするのは、茎と葉

お茶の茎と葉では、味や香りに違いがあるのをご存知でしょうか。

茎は香り成分が多く内在しています。
ほうじ茶の香りをしっかりと感じていただくため、ティーフートのほうじ茶には茎を入れています。
さらに、原料にする茎は山手で育った茶樹の茎を使っています。
平地より過酷な環境で育つ茶樹は、茎が太く強い香りを持っていて、焙煎すると香り立つほうじ茶ができます。
山のお茶
山奥の厳しい環境で育った茎は香りがあります

お茶の葉は旨みを持っています。ティーフートのほうじ茶は葉も使っています。
茎からは華やかな香りが立ち、葉からは旨みとコクが引き出されます。

茎と葉は、香りとコクがお互いに引き立つようバランスを考えた比率でブレンド。
一口飲めば透明感のあるこうばしい香りを感じ、その後からこっくりとしたうまみが出るほうじ茶に仕上がっています。

 

ほうじ茶の味を決める、焙煎工程

吟味した原料を遠赤の焙煎機で焙じますが、茎と葉は火の入り方が違うため別々に火を入れます。
中までしっかりと火を通すため、それぞれ2〜3回ずつ、ゆっくりと遠赤で焙煎します。

火入れ


火をいれることで茎は黄褐色に変化し、ふっくらと膨らんであまく芳ばしい香りを立てます。

【1回目】

火をいれることで青々としていた茎は黄色みがかった色に変化していき、少しあまい香りがしてきます。
茎は少し膨らみますが、まだ火が取っていないためお湯に出すと緑茶の味が残っています。
火入れ

【2回目、3回目】

茎は黄褐色に変化。見た目はふっくらと膨らんで、あまく芳ばしい香りを立てます。
葉は濃い栗色に変わり、滋味はあまうまみを増します。

火を入れすぎると原料が焦げてしまい、
焦臭・にがみの原因になるため、香りとうまみが最大化する絶妙な頃合いで火を止めます。

原料の茎・葉は農作作物。収穫した日によって水分量は異なり、また日によって温度や湿度が異なるため、火の止め具合には焙煎士が細心の注意を払います。
焙煎

 

美味しさを求めて、最後に茎と葉を合わせます

茎と葉を別々に焙煎したら、ブレンドします。

茎が多すぎると香りだけで物足りないほうじ茶に、
葉が多すぎると抜けるような特有の香りが楽しめない。
比率が違うと香りと味のバランスがバラバラになる・・・

と、苦心しながら香りとうまみが調和するような黄金比率でブレンドします。


ほうじ茶の出来上がりです。

焙煎した香りは上品で華やか。さっぱりとしつつもコクのある味わいは、
ほっとする贅沢なひとときを作ってくれる筈です。

できあがり

日本茶のドリップバッグ が商品なのにどうしてほうじ茶がないの?
とよくご質問をいただいていましたが、
「納得できるほうじ茶ができなかったから」です。

ようやく納得のほうじ茶ができました。

焙煎士
暑い季節も焙煎をしつづけて、ついに完成!


じっくりと遠赤で焙煎したほうじ茶を飲めば、ほっと一息。

今秋はドリップバッグ のほうじ茶をお試しください。

hojicha
ほうじ茶でほっと一息

個包装タイプと個包装なしのタイプをご用意しています




Drip Teaとは?ティーバッグ よりも美味しく、急須不要なドリップティーの詳細はこちら

★今秋、ドリップティーに新しい仲間が3つ加わります。
新しいお茶はどれも素敵な、飲むと印象深い染み渡るようなお茶たちです。
ほうじ茶以外のお茶もお楽しみに!


記事更新記録
2021/10/1 発売前情報として記事掲載
2021/10/30 発売情報をupdate