日本茶アレンジ-夏の冷たい飲み方 1-

夏冷茶アレンジ

暑い夏が来ました。暑い季節になると、冷たい飲み物を飲みたくなりますよね。

今日は日本茶で涼が取れる、冷たい日本茶のレシピをご紹介します。
アイスティーから、冷たいアレンジティーまで、おうちで簡単にできるものばかりです。

 目次
  • 暑い季節に日本茶を飲む効果
  • 冷茶を作ろう
  • お茶ソーダを作ろう
  • お茶ジンジャーを作ろう


暑い季節に日本茶を飲む効果 -ポリフェノール・緑茶カテキンのこと-2

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そもそも夏にどうしてお茶なのか。

ポリフェノールやカテキン
という成分は聞いたことがあるでしょうか?
なんとなく聞いたことはあるけれど、という方が多いかもしれません。

「ポリフェノール」とは植物が光合成の際に作る成分で、酸化を防ぐ働き=抗酸化作用がある物質です。
ポリフェノールがよく含まれている食品はお茶やワイン。
そして苦味成分も持っています。
お茶やワインの苦味はこのポリフェノールが原因です。

お茶の健康効果としてよく話題になる「カテキン」は、ポリフェノールの一種で、お茶に多く含まれている成分です。

人体は酸素をエネルギーに変換して生命維持をしていますが、呼吸で取り入れた酸素の一部は”活性酸素”となります。

さらにストレスや大気汚染でも活性酸素は発生をするため、日々、体内に活性酸素が発生していることになります。

この活性酸素が身体の細胞を傷つけ、免疫低下、シワ、しみ、がん、メタボ、動脈硬化、老化などの原因を作ります。


ポリフェノールは、酸化を防ぐ抗酸化作用があるためこれらの原因の予防になり、”錆びない身体”を作ってくれます。

ポリフェノール・カテキンを取って、免疫力UP!
錆びない身体で夏を乗り切りませんか。
錆びない身体

夏の飲み方2
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日本茶を夏に飲むメリットは分かりましたが
熱い気候の中、冷たい飲みものが欲しいと思いますよね。

そこで自宅で簡単に作れる冷たい日本茶をご紹介します。

ペットボトルのお茶とは格別に違う!
簡単に美味しい冷たい日本茶ができるレシピです。


冷たい日本茶の作り方

以下のような冷たい日本茶を作っていきます。
  • 冷茶
  • お茶ソーダ
  • お茶ジンジャー
  • ミントやレモンでアレンジ
icetea


冷茶

冷茶(アイスティー)は、その名の通り冷たいお茶。
「急冷」と「水出し」の2つの方法で冷たいお茶が作れます。

【急冷】3

お湯でお茶を出して、氷の入った容器に入れて急冷させる方法です。
紅茶のアイスティーを作る時に使われる方も多いのではないでしょうか。

おすすめの茶種アイコン

全ての日本茶

作り方4アイコン

1.  急須やティーポットに茶葉を入れて熱湯を注ぎます。

*ドリップバック式のドリップティー ならティーポットか、カップにかけて熱湯を注ぎます。
熱湯だし

2.  抽出時間を待ったら、氷を入れたグラスにお茶を注ぎます。

*ドリップティー の煎茶なら待ち時間は1分。パッケージの後ろにある抽出時間で入れてください。
急冷

作り方のコツ4アイコン

熱湯で入れること。
お茶はお湯の温度によって味が変わります。熱湯で入れるとうまみや苦渋みの味覚成分がしっかりと出ます。

氷で冷やす時に味が薄まりますので、熱湯でしっかりとした味を出してください。うまみや苦味などお茶の味そのものを楽しめる冷茶ができます。

【水出し】3

お湯で出して氷で冷やすのではなく、最初から茶葉を水に入れて出すのが水出し式。

お茶は低温で抽出をすると、苦みが少なくなり、うまみ・あまみの成分が強く出るので、すっきりとさわやかなお茶が楽しめます。

抗酸化作用があるカテキンは苦みの成分があると前述しましたが、
苦みがでない水出し法だとカテキンが出なくなる?と思われるかもしれません。

ご安心ください。

カテキンにもいくつかの種類があり、その中に低温でも抽出される「エピガロカテキン(EGC)」というカテキンがあります。
このエピガロカテキンは、自然免疫機能をアップさせる効果があるので水出しでもカテキンの免疫アップ効果は十分期待できます。
カテキン

ちなみに、農林水産省からも水出しは、”緑茶の美味しさと機能性を両立する「水出し緑茶」”と紹介をされています。

[参考] 農林水産省ホームページ
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kihyo03/gityo/new_tech_cultivar/2021/2021seika-19.html

おすすめの茶種アイコン

全ての日本茶

作り方アイコン

1.  マイボトルや、麦茶用の容器などに、水出し用のティーバッグとお水を入れてください

*ティーフートの冷茶ティーバッグはティーバッグ1個に500CCのお水が目安です
水出し

2.  数時間から一晩、冷蔵庫に入れたらできあがり

*ティーフートの冷茶ティーバッグの場合は2時間〜1晩で完成です

作り方のコツアイコン

ティーバッグは冷茶用のティーバッグを使ってください。
水にお茶を浸すとお茶の味が出にくいので、通常のティーバッグでは味が出ない場合があります。
冷茶用は味が出やすい茶葉が選ばれているので、冷茶用と表示されているものを使われるのをお勧めします。

 


お茶ソーダ 〜 アレンジティー 〜 

ここからは夏にぴったりのアレンジティーです。
急冷や水出しで作ったお茶をソーダで割る方法と、炭酸水にお茶を浸してお茶ソーダを作る2つの方法があります。

【ソーダ割り】

後述する炭酸水にお茶を浸す方法はお茶の味が出づらいため、お茶ソーダを作る際はソーダー割りをお勧めします。

おすすめの茶種4アイコン

玉露、ほうじ茶、紅茶
*味や香りがはっきりしているものがおすすめ

作り方アイコン

1.  急冷で冷たいお茶を作ります。
 熱湯でお茶を出し、氷の入ったグラスにお茶を入れます。
 ソーダで割るので通常より1/2〜1/3量のお湯を注ぎ、2〜3倍濃い目に出します。

 水出しでお茶を作る場合も、通常の1/2〜1/3量の水に入れ、2〜3倍濃い目に出します

*ドリップティー ならお湯は60cc程度でパッケージ裏記載の待ち時間で抽出。
 ティーフートの水出しティーバッグならお水の量を200ccにして一晩置いてください。

2. 炭酸水で割ったら、できあがり

 お茶と炭酸水の比率は1 : 1〜3:2

[おすすめの割合]

玉露など緑茶:炭酸水=3:2
ほうじ茶、紅茶:炭酸水=1:1

*お好みによって割合は変えてください。

作り方のコツアイコン

しっかりと濃い味で作ると美味しいソーダができます。
炭酸水は市販のものを使ってください。

【お茶出しソーダ】

炭酸水に茶葉を入れて抽出する方法です。

おすすめの茶種アイコン

ほうじ茶、紅茶
*味や香りが特にはっきりしているものがおすすめ

作り方アイコン

1.  炭酸水ペットボトルからティーバッグ を入れる分だけ炭酸水を出します。

2.  ペットボトルに水出し用のティーバッグを入れて、
 数時間〜一晩置いてできあがり

作り方のコツアイコン

急冷のお茶を作らない分、手間がかかりませんが、
炭酸水の蓋を一度開けないといけないので、炭酸が抜けてしまうのが難点。
ティーバッグも小さめのものでないと、ペットボトルの口に入りにくいので注意が必要です。
水出しよりもさらに味が出にくいので、ほうじ茶や紅茶でお試しください。

お茶ジンジャー 〜アレンジティー〜 

急冷や水出しで作ったお茶をジンジャエールで割ります。美味しいですよー

おすすめの茶種アイコン

ほうじ茶、紅茶、京番茶
*茶色のお茶がおすすめです

作り方アイコン

1. ソーダ割りの手順1と同様に、急冷・水出しの濃いお茶を作ります。

2. ジンジャーエールで割ったらできあがり

 お茶とソーダの比率は1 : 1〜1:2

[おすすめの割合]

ほうじ茶:ジンジャーエール=1:1
紅茶:ジンジャーエール=1:2
京番茶:ジンジャーエール=1:2

*お好みによって割合は変えてください。
ジンジャーエールは市販のものをお使いください
ほうじ茶や紅茶はジンジャーエールに合う!ごくごく飲めます。

ひとアレンジ! 〜アレンジティー〜

冷茶やお茶ソーダやお茶ジンジャーに、
ミントやレモンを入れると
さらに美味しく楽しめます。

ミント
冷茶や、お茶ソーダにミントを入れて
モロッコでは緑茶にミント入れたミントティーがよく飲まれています。
爽やかなミントと緑茶がよく合います。

レモン
お茶ジンジャーにはレモンをプラス。レモンの香りが抜群の相性。
是非お試しください。
アレンジティー

炭酸やジンジャーエール、ミントなどアレンジティーは
爽やかなドリンクになります。

ご紹介したレシピはどれも、お茶の風味も楽しめるようになっていますので、
身近なもので作れる夏の日本茶を、是非お試しください。


次回、第二弾は甘酒と作る夏のお茶です。


この記事を書いた人:こゆふ



ティーフートの冷茶ティーバッグは こちら

ティーフートのドリップバッグ は こちら