ティーフートについて

会社員として働いていた時代。
日々のプレッシャーの中、毎日の楽しみは給湯室のティータイムでした。

お茶を飲んでふーと息をつく、自分へのご褒美タイム、あのとき飲んでいたお茶の甘みやほろ苦さは今でも覚えています。
給湯室は様々な人が集う場でもありました。
仕事の愚痴を言いながら、最近あった面白い話しをしながら。あの時間は、今思い返しても幸せな感情が湧きます。


その後、日本茶の虜になった私は会社を辞め、全国の茶畑を巡りました。
各地で出会った農家さんと茶葉に感動し、良きオーナーや仲間に巡り合い、京都で究極の日本茶カフェを開業しました。それは茶葉1g、湯温1度、抽出時間1秒にいたるまでのこだわり。
幸いにも日本全国、世界各国から世代を超えてお客様が来ていただけるお店となり、様々な方々とお茶を囲んだお話をさせていただきました。


そのときにお客様からよく戴いたお話は「普段はこだわった淹れ方はできないよ」というもの。確かに、私自身、会社員時代は給湯室の給湯器から出るお湯でお茶を淹れていました。
最近は急須をお持ちの方も少なくなり、ペットボトルでしかお茶を飲まない方も増えてきました。


お客様と話すにつれて日常の中で飲める美味しいお茶を提供したいという思いがつのり、2020年ティーフート株式会社(Tea Futoh Corp.)を創業しました。

ティーフートが目指しているのは、日常の中で、お茶を楽しむという少しだけ贅沢で豊かな時間を持つ生活です。

お茶を飲んで”ふー(Fu)と”息をつく
”だれか(Who)と”一緒に心を和ませる
ティーフートの社名に込めたお茶の作る優しい時間が、皆様の生活の彩りになれれば幸いです。


ティーフート株式会社
代表取締役　米原　奈都子